2013年 東北シリーズ第1戦SUGO
TEAM #130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング）
車両名 N青森アップルRCスノコVitz
CAR Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
DRIVER 松井宏太（株式会社サムライ）
OIL SUNOCO BRILL
TIRE GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS
WHILL Kosei K1 Racing TS version
2013年所詮は、降雪による中止！春の珍事に翻弄される。
4月21日（日）に行われたGazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズ第1戦SUGOは、21日未明から降りはじめた雪の影響でコース上に雪が積もり、雪は断続的に降り続き安全面を考慮し11時30分当日行われるレースを含めすべて中止となった。ネッツ青森アップルレーシングは25レーシング×チームサムライの松井宏太選手を今回起用。金曜日からの練習走行より参加し、土曜日の予選に臨んだがエンジンの不調を確認したドライバーのインプレッションでエンジントラブルも発覚。予選終了後、修復作業を行い決勝への準備を整えたが、決勝は降雪による中止となったためドライバーもスタッフも消化不良の第1戦となった。第2戦は2ヶ月後の7月20日（土）、21日（日）に栃木県のツインリンクもてぎで行われる。
4月19日（金）練習走行 天候（晴れ）路面（ドライ）気温（11℃）
いよいよ2013年の開幕戦。本年より名前も一新し、【GazooRaing Netz Cup Vitz Race】となり、4月20-21日の宮城県スポーツランドSUGOで行われる東北シリーズが2013年最初のレースとなる。エントリーは15台。翌週の関東シリーズ開幕戦を控え連戦となるため関東地区のエントリーが少なくなっている。
ネッツ青森アップルレーシングは、今回のドライバー松井宏太選手とともに20日の予選を前に19日の練習走行に参加。午前中の1本目は、同時開催のロータスとの混走となる。コースインのタイミングでは気温が12℃と4月とは思えぬ寒さで路面温度も上がらない。ドライでの練習走行は初めてだった松井選手は、低い路面温度の中タイヤを暖めつつラップを刻む。前回の予選よりタイムアップも図れ1分55秒台でタイムを並べるが、前車とのタイム差が約2秒のギャップで30分間の練習走行を終える。
お昼過ぎの2回目の走行はヴィッツ専有走行。この時間帯でも空気圧を午前中より変更し、微調整しつつ走行する。しかしタイムは午前中と同じ55秒台と伸びない。タイムが伸びない原因がつかめない練習走行3本目も走行を始めるが、数周でピットに戻り他車のコース取りやブレーキングを確認し研究し、初日の走行を終えた。
4月20日（土）天候（晴れ）路面（ドライ）気温（13℃）
20日予選日は前日よりも薄曇だが雨が降るような様子は無く、日差しも見える状況で予選を迎える。
タイムアタックも他車同様の前半のタイミングで試みるが、前日同様の症状が続きスリップを使ってもなかなかタイムが伸びない。しかしながら、昨年第3戦のタイムを約1秒上回り松井選手自身の過去最高の1分54秒925を記録。15台中13位の予選結果となった。
予選終了後、他車よりストレートの伸びが無い症状の為、ポルシェカップにチームサムライより出走している神取選手のアドバイスもあり車両オープンと同時にシリンダーヘッドを開いたところ、ローラーアーム2個の脱落を確認。以前オーバーレブをしていた模様。このNCP131車両になってから、ドライバーが毎回変更になっており症状を見抜けなかったこと、普段の走行では高回転まで回さず乗っているため症状が確認取れなかったのが原因だったと思われます。恐らく松井選手も1度目は練習走行は雨、予選・決勝もこの車両状況が正常な車両状態と思いドライブしていたことであろう。
松井選手に乗ってもらった前戦より脱落していたと思われ、今回ストレートスピードが他車と比べて伸び無いとの松井選手の指摘と神取さんの適切なアドバイスが無ければ発見できなかった。
TRDのスタッフにお手伝い頂き、脱落したロッカーアームを修復し、再度エンジンオイル交換。出来る限りの修復を完了し、21日の決勝は松井選手が万全に走れるように準備を整えた。
松井選手は今までの悔しさとともに原因が発覚・修復したことにより明日の決勝へ決意も新たに己の力を存分に発揮する！
4月21日（日）決勝 天候（雪）気温（3℃）
21日決勝は、仙台市内も予報通り雪交じりの雨。スポーツランドSUGOに近づくにつれ雪が強まりサーキット到着時は車に雪が積もっている状況だったが、時間が経つにつれ次第に路面にも雪が積もり始め午前10時頃には10センチ以上の雪が積もる。
サーキットのオフィシャルが雪を脇に寄せる作業をしていたが追いつかずコース上も雪が降り積もる。コース上をオフィシャル車両を走行させ路面を造るが降り止まない雪に処理が追いつかず11時30分、公式に当日行われるすべてのレースが中止が決定した。