レース結果

2011年 Round02 宮城県 スポーツランドSUGO

TEAM #130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング)
DRIVER NOBORU TAMURA(田村 登)
CAR Vitz RS TRD-Racing (NCP91)
ネッツカップ ヴィッツレース 2011 東北シリーズ第2戦
DATE  2011.7.30 予選/決勝
WEATHER  7.30(雨) 7.31(曇)
CIRCUIT SPORTSLAND SUGO (宮城県 スポーツランドSUGO)
RESULT 予選18位 決勝15位 (エントリー24台 出走23台)

7月30、31日宮城県スポーツランドSUGOで行われたスーパーGT第4戦のサポートレースである『ネッツカップ・ヴィッツレース 東北シリーズ第2戦』が開催。ネッツ青森アップルレーシングはこのレースに参戦し、悪天候と様々なアクシデントが起こる困難な状況の中、無事に完走。東日本大震災の影響で甚大なる被害の出た宮城県そして東北地方での開催ということでSUPER GTも全戦『東日本大震災復興支援大会』と位置づけ、特に今大会はチャリティイベントや被災者の招待、各チームやドライバーなどが積極的に盛り上げ大変盛り上がる中、ヴィッツレースも決勝日は早朝ながら例年になく多くのお客様のもとで無事開催された。『SUGOには魔物は住む』という有名な伝説があるが、どのレースもクラッシュが続出し、その言葉を実感するレースウイークとなった。

Round02 SPORTLAND SUGO

7月29日(金)練習走行 天候(曇時々晴) 路面(ドライ)

ヴィッツレース
ヴィッツレース
ヴィッツレース
ヴィッツレース

29日金曜日はヴィッツ占有練習走行が午前に30分2セットで行われ、ネッツ青森アップルレーシング(以降AR)も参加。今回は例年のエントリー数より若干少なく特に関東以西のチームが参加が少ない状況の中、過去東北シリーズチャンピオン2回、昨年の関東シリーズ第2戦で優勝しチャンピオン争いをしたネッツ仙台の女性ドライバー小山昌子選手、そしてノヴェルふくしまも参加し、東北ネッツ販売店で参加している全社が集合。特に小山選手はSUGOマイスターと呼ばれるほどSUGOに強い。その他参加しているドライバーを見ると過去の実績が素晴らしいツワモノが勢ぞろいし、ARのドライバー田村も心引き締め9時30分からの1回目の練習走行へ望む。天候はドライコンディション。エントリー数24台の中、初めてのSUGOでまずはコースの熟読走行を開始し、徐々にペースを上げてゆく。途中コースオフする場面もあったが徐々に慣れ1回目のセッションは、12周走行で1分55秒621の20番のタイムとなった。トップは小山選手の1分50秒366。約1時間半のインターバルを挟んで、11時30分からの2回目の走行開始。このセッションもドライで、午前中の走行よりもタイムを伸ばし54秒台後半に入れたが、総じてタイプアップし、順位は変わらず20番手でこの日の走行を終了した。上位は、東北シリーズ第1戦の覇者34番渡辺選手、35番小山選手、13番蓬田選手、そして93番橋本選手が1、2回目とも上位を争った。田村も明日の予選に備え、車載カメラで走行を確認し今回のメカニックで参加した山内、上村とともにメンテナンスに余念が無かった。

Round02 SPORTLAND SUGO

7月30日(土)予選 天候(霧雨) 路面(ウエット→ドライ)

ヴィッツレース
ヴィッツレース

予選当日の土曜日は未明からの雨で路面は、ウエット。仙台市内からSUGOに向かう最中は時折雨脚が強まり、予選に向けて不安が募る。SUGOのコースは地形を生かしてるため起伏が激しく、雨が降るとコース上に川が出来、カーブが多いため雨の日の大変ドライブが難しい。SUGOに到着してからは、雨は小康状態となり霧雨状態となっているが依然としてウエット路面。前回苦慮した車検も無事に通過したが、他車両が車検規定違反(シートベルトの有効期限切れ)により車検不通過で23台の予選となった。車検通過後は田村の緊張もピーク。次第に雨は止み路面も乾き始める。スーパーGTとポルシェカップの練習走行が終了後はコース上のレコードラインは湿った状態まで乾き始めた、10時50分にコースインし11時00分予選開始。最初はどのドライバーも手探り状態の中ドライバーの田村は果敢にコースを攻め、2周目には全体の5番手タイムを記録。しかしながら、各ドライバーは百戦錬磨のドライバーたち乾きだした路面で徐々にタイムアップしてきた。田村はその中、ダートに足をとられたり前を走る車に行く手を阻まれるなどしタイムを更新できずそのまま2周目がベストタイムとなった。ポールポジションは最終ラップで35番小山選手がトップタイムを記録したが、その後にフィニッシュした13番蓬田選手が最終コーナーからストレートで前車を利用したスリップストリームでスピードを伸ばしタイムを更新しポールポジションを獲得した。田村は23台中予選18位となって明日の決勝を迎える。

ヴィッツレースヴィッツレースヴィッツレース
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Round02 SPORTLAND SUGO

7月31日(日)決勝 天候(曇り) 路面(ウエット)

ヴィッツレースヴィッツレース
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ヴィッツレースヴィッツレース
ヴィッツレース

31日決勝は、空は曇っているが路面は昨晩からの雨で予選より濡れている状況。決勝には、サーキットでは今回のヴィッツをデザインしてくれた道映デザインスタジオ 一戸さん、屋根のシートを作ってくれた新印刷興業 中村さん、電通東日本 片柳さんが応援に、そして日刊自動車新聞 森さんが取材に来ていただきムードも最高潮に!ドライバーの田村は濡れた路面にテンションが下がり気味。気温が上がらないため路面は乾かないまま、ヴィッツレースは日曜日の最初のレースとなるため、8時にグリッドへ。グリッドでは、チームスタッフのほか日本サン石油さんの計らいでSUNOCOキャンペーンギャルの大山美保さんがなんとARヴィッツの隣に!カメラマン(追っかけ?)が多数掛けつけなぜかARヴィッツだけ人だかりで田村のテンションもここで上がり始める。そして1周のパレードラップののち、いよいよ8時15分レースがスタート!前回スタートに失敗した田村は若干のホイールスピンはあったが、スタートに成功し3~4台横並びになりながら1コーナーへ。ここでSUGOマイスター35番小山選手が若干スターとに失敗し2コーナー侵入で横にならんだ他車と接触しスピン、イン側ガードレールに接触する。更に2コーナー立ち上がりで194番もスピン、アウト側ガードレールに激しく接触しリタイヤとなる。小山選手はピットインし、緊急修復してコースイン、大きく遅れる。トップ集団でアクシデントが起こるなか田村はアクシデントを回避した上2台を抜き、順位を14位前後まで上げて1周目を終える。2周目の1コーナーからは911番を追い詰めてバトルをしている最中、レインボーコーナー(7コーナー)で単独スピン、後続の車両が続いたためコースに入れず、アクシデントのあった2台を除く最後尾となってしまう。21位に落ちてからは怒涛の追い上げ5週目には最後尾に追いつき、1台ずつパスをし続ける。その間も路面状況は回復せずスピンは相次ぎ非常に難しいコンディションの中、覚醒したかのように田村はドライブを続け、7週目には同じ赤いボディの77番梅澤選手と800番中山にんにくん選手と赤バトル。8週目には最終コーナーからストレートで77番をパス、1コーナーから2コーナーで800番をアウト側から抜き2台ごぼう抜きを果たす。残り2周で前にいる103号山川選手が視界に。1周後には目に見て分かるほど、差が縮まるが10周の周回数が終了しチェッカーフラッグ。15位でレースを終えた。優勝は予選3位の橋本選手、前回優勝の渡辺選手が3位となった。チェッカー後はスピンを悔やみ、次戦9月のSUGOでのリベンジを誓った。

ドライバー田村登のコメント今回は苦手な雨の中無事完走できましたが、予選でのタイムアップが出来ず、決勝でもスピンで最後尾まで落ちてしまい非常に悔しいです。SUGOは初めて走りましたが、徐々に学んできて慣れてきた最中でスピンはショックでした。ぜひ次戦もSUGOとなりますのでこの教訓を生かして今よりいい順位で入賞目指して予選から全力でいきます。そして応援に来てくださった方々や、SUNOCOさんには朝早くからレースクイーンの方を呼んでいただきありがとうございます。声をかけていただいて緊張も解れてスタートがうまくいきました。一瞬カメラが多くて自分の人気かと思ってしまいました。ぜひまた機会がありましたら宜しくお願いします。

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