レース結果

2016年 東北シリーズ第1戦 ツインリンクもてぎ 4月10日(日)

ついに2016年シーズン開幕! ダブルヘッダーはともに第二位!
TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Raceが今年も開幕した。 ドライバーとして松井宏太氏を迎え、新たな船出となったネッツ青森アップルレーシング。 東北シリーズ第一戦は、次戦につながる堂々の結果となった。

ネッツ青森アップルレーシング

Round01

4月10日(日)公式予選 天候(くもり)路面(ドライ)気温(11℃)

2016年シリーズ全体の開幕戦となる東北シリーズ第一戦が栃木県ツインリンクもてぎで開催された。我々ネッツ青森アップルレーシングは新たにTeamSAMURAIから松井宏太氏をドライバーとして招聘、さらに城東北店・柴田エンジニアをメカニックとして起用し、再出発のシーズンだ。第一戦は予選・決勝第一レース・決勝第二レースの計三回のレースを一日のうちでこなすワンデイ大会となっており、集中力や体力を維持することが非常に難しいタフなレースとなる。 まずは予選、15分間という限られた時間の中でラップタイムを競い、トップの選手が決勝第一レースの先頭グリッド、すなわちポールポジションを獲得する。午前8時50分、参加20台のタイムアタックがスタート。ゼッケン130番の松井選手は先頭からコースイン。開始早々、渡辺圭介選手がトップタイムをマーク。過去に優勝の経験もある手強い選手だ。松井選手も慣れないヴィッツながら技量の高さをみせ、強気に攻める。その後渡辺選手がトップタイムとなる2’33.503をマークし、他の選手も周回を重ねるにつれ各々ベストタイムをマークしていく。松井選手は三週目でベストタイム2’34.218をマークし三位に躍り出るが、直後にベテラン・イシカワヨシオ選手に0.09秒上回られ、最終的な予選の結果は四位。上位三名は、渡辺選手はじめシリーズチャンピオン経験者が占め、ベテラン勢に経験の差で先を譲る形となってしまった。

Round01

4月10日(日)決勝第一レース 天候(くもり)路面(ドライ)気温(17℃)

予選終了からおよそ三時間後の決勝第一レースに備え、急ピッチで調整をすすめる。決勝第一レースは四周のショートスプリント、数少ないチャンスをものにできるかがカギとなる。 フォーメーションラップののち、全車がグリッドへ整列。松井選手は四番グリッドからのスタートとなる。12時50分、シグナルのブラックアウトと同時に全車一斉にスタートし、いよいよ第一レースが始まった!二番グリッドからスタートの橋本選手が、まずはトップにでる。松井選手も一コーナーから果敢に攻め、目前のイシカワ選手へプレッシャーを与える。四番手で迎えた五コーナー、松井選手はイシカワ選手のコーナリングでの一瞬のスキをついてパスし、三番手にポジションアップ。一週目から息づまる接近戦が繰り広げられ、二週目を迎える頃には上位四台によるトップ争いの様相となる。緊張のレースは平行線を辿ったが三週目の最終コーナー、二番手に甘んじていた渡辺選手がトップを奪い返す。最終ラップでの一コーナー、松井選手が橋本選手をインから強気に攻め、接触しながらも二番手を奪い取ることに成功!徐々に順位を上げてきた松井選手は最後の最後まで渡辺選手を攻め続けるも、最終的に二位という結果でチェッカーを迎えた。あと一歩のところでトップを逃してしまったが、最終ラップにてファステストタイムを記録した為、決勝第二レースのポールポジションからのスタートが決定した!

Round01

4月10日(日)決勝第二レース 天候(くもり)路面(ドライ)気温(18℃)

決勝第二レースは八週、14時55分ちょうどにスタートされた。ポールポジションからスタートの松井選手は、まずは一コーナーをしっかりと押さえてレースを引っ張る。しかしその直後、四コーナーで渡辺選手が前にでて、早々にトップを譲ってしまう。そのままオープニングラップを終え周回を重ねていく。松井選手はその後安定した走りをみせるものの、渡辺選手との差は徐々に広がっていく。後続の赤堀選手、イシカワ選手と二台を抑えることに終始しフィニッシュ。最終的にトップでフィニッシュの渡辺選手には3.6秒ものアドバンテージを積み上げられ、二連勝を譲ることとなった。悔しい結果となったが、練習走行の時点で中盤のタイムをマークしていたことやヴィッツに不慣れであることを考慮すると、松井選手の対応力や秘められたポテンシャルには驚くばかりだ。堂々の第二位という結果以上に、非常に収穫のあるレースとなった。七月の第二戦は菅生、今からレースが楽しみだ。

応援ありがとうございました!
ネッツ青森 アップルレーシング

TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing(ネッツ青森アップルレーシング)
車両名/ネッツ青森アップルRC Vitz
CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
DRIVER/松井 宏太(Kota Matsui)
TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS SPECⅡ
WHILL/Kosei K1 Racing TS version

2015年 東北シリーズ第3戦 スポーツランドSUGO 10月17日(土)、18日(日)

TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing(ネッツ青森アップルレーシング) 車両名/ネッツ青森アップルRC Vitz CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131) DRIVER/松原 怜史(Satoshi Matsubara) OIL/SUNOCO BRILL TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS WHILL/Kosei K1 Racing TS version ネッツ青森アップルレーシング ネッツ青森アップルレーシング、悲願のシリーズ初優勝!! 10月17日・18日、Gazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズ第3戦がスポーツランドSUGOにて開催された。今シーズン最終戦となるレースは、ネッツ青森アップルレーシング創設以来初の優勝を勝ち取る最高の結果となった。

Round03

10月17日(土)公式予選 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(17℃)

肌寒い朝を迎えたスポーツランドSUGOだが、時間とともに気温は上昇。予選が始まるころには雲一つ無い晴空となった。今回のレースは国内モータースポーツ最高峰であるスーパーフォーミュラの前哨戦でもあった為、朝早くから会場は多くの観客で賑わっていた。 このレースに先駆けて松原選手は去る9月28日、2013年以来2年ぶりに参戦した86/BRZ Raceのクラブマンシリーズ第7戦にて優勝を飾っている。この優勝で今回松原選手へ対する注目度は特に高い。ヴィッツレース未勝利ながら優勝候補筆頭といわれる中でのレースとなる為、毎戦の事ではあるが他チームからのマークも今まで以上に厳しくなる。 公式予選のスタートは午前11時。前日の練習走行で綿密に仕上げたタイヤ溝を決勝まで残しておく為に、予選の走行は早い段階でファステストを記録する必要がある。これまで数多くポールポジションを獲得してきたとはいえ、予選での課題は決して簡単にクリアできるものではない。 定刻通り、公式予選がスタートした。松原選手は6番目でコースイン。タイヤを丁寧に温めて、アタックラップに入る。コースの要所要所を丁寧に攻略し、安定した走りを見せる。やや砂を踏んだコーナーもあったものの1’49.027の好タイムを記録。このLAPでファステストを確信した松原選手は、LAP3を終えたところでピットイン。松原選手の目論見どおり他選手は後半タイムが上がらず、見事ポールポジションを獲得!また2位には武平選手、3位には沖ノ井選手とこれまでのレースで苦しめられた両選手が上位についた。

Round03

10月18日(日)決勝 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(15℃)

運命の決勝。朝は肌寒い曇り空だったが、全車がグリッドにつくころには薄日が差し始めた。 午前8時23分、シグナルのブラックアウトと同時に全車が一斉にスタート!ポールポジションの松原選手がスタートでやや遅れをとったところを見逃さず、2番スタートグリッドの武平選手が1コーナーでインから横並びになり、追い抜きにかかる。しかし武平選手よりブレーキングのタイミングを我慢した松原選手は、1コーナーをアウトからかぶせ、なんとかトップを守りきる。その間に前回優勝の沖ノ井選手が武平選手をパス。松原選手、沖ノ井選手、武平選手の順でオープニングラップを終えた。LAP2からは沖ノ井選手と武平選手の激しい2位争いが続き、両者が凌ぎ合うなか松原選手は安定したペースで少しずつリードを広めていく。第2戦での大きな課題であったホームストレートでのパワー不足も、他のマシンに力負けすることなくクリア。LAP4、松原選手は馬の背のコーナーで少しコースを外れ砂埃をあげるものの、それ以外は抜群のマシンコントロールでコースを攻略していく。決して楽といえる展開は無かったが、周回を重ねていく毎に初優勝が着実に現実味を帯びていく―。LAP9、2番手の沖ノ井選手と3番手の武平選手が入れ替わるが松原選手は一度も首位の座を譲ることなく、トップチェッカーでフィニッシュ!2010年の東北シリーズ最終戦で公式レースデビューし約6年の歳月を経て、ネッツ青森アップルレーシングにとって念願の初優勝、そして東北シリーズチャンピオンを手にした瞬間であった。

松原選手は昨年のシリーズよりネッツ青森アップルレーシングのドライバーとして参戦し、結果を求められ奮闘してきた。表彰式、松原選手は「やっと勝てました」と語った。その言葉からは、勝利への喜びのみならず今日まで大きなプレッシャーと戦ってきたことへ対する安堵が感じられた。 2008年の販売店対抗レースを皮切りに今日まで歩んできたネッツ青森アップルレーシング。2011年から東北シリーズ全戦へ参戦。はじめは手探りの状態で順位も決して高い位置ではなかったが、当時の事務局の方々の努力により少しずつチームカラーを確立していった。東日本大震災が東北を襲った際はスーパーGTでも活躍する脇阪寿一氏が掲げた「SAVE JAPAN」へ賛同し、義援金を募る等微力ながら復興への活動も行った。土屋武士氏の協力を得てモータースポーツ色の強いイベントを開催してきた。こういった活動により、青森県内において「モータースポーツ=ネッツ青森」のイメージを年々築き上げてきた。今回掴んだ優勝は、そういったこれまでの汗と涙の集大成であることに違いない。 シリーズ総合チャンピオンも確定した為、富士スピードウェイで開催されるグランドファイナルへの進出が決定した。東北シリーズよりはるかに厳しい戦いが待ち受けているが、出来る限り精一杯の力を出し尽くし、最高のレースを目指す。 応援ありがとうございました!

ネッツ青森 アップルレーシング

2015年 東北シリーズ第1戦ツインリンクもてぎ 4月12日(日)

TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング)
車両名/N青森アップルRCスノコVitz
CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
DRIVER/松原 怜史(Satoshi Matsubara)
OIL/SUNOCO BRILL
TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS
WHILL/Kosei K1 Racing TS version

ネッツ青森アップルレーシング

2015年シーズン開幕。ダブルヘッダーは、ともに2位表彰台へ!
Gazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズの2015年シーズンが、4月12日ツインリンクもてぎにて開幕した。
昨シーズンは数々のレースで活躍をみせる松原怜史選手をドライバーとして招聘し、2度表彰台に上がる快挙を達成したが、あと少しのところで頂点を掴むことは出来なかった。
『初優勝』という大目標のもと、プレッシャーのかかる今シーズンの開幕戦は過去最高位を獲得する上々の船出となった。

Round01

4月12日(日)予選 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(8℃)

2015年シーズンが、ついに開幕した。
昨シーズンに引き続き、スーパー耐久などで活躍する青森県出身の松原怜史氏をドライバーとして招聘し、悲願の初優勝を獲得すべく『ネッツ青森アップルレーシング』はツインリンクもてぎにて始動した。
今回は、セミプロドライバーを中心にコースのアドバイスやマシンのセッティングを行う「KNシステム」からアドバイザーとして中川清氏をお招きし、我々にとって不慣れなこのサーキットを攻略する為に磐石な体制を整えた。
11日の練習走行では、小雨の降る中サーキットの感触を確かめるように走行し、車載カメラを確認しながら、タイヤの空気圧も0.01単位の細かな微調整を行い、翌日に備えた。

12日は一日のうちに予選・第一レース・第二レースが行われる。
かなりタイトなスケジュールな為、すべてのレースにおいて集中力を維持することは非常に難しい。最良のコンディションでレースに臨む事が出来る様、我々もサポートに注力する。
練習走行時を行った昨日とはうってかわって天気は快晴。路面に吸収されていた雨も次第に乾燥し温度も徐々に上がっていく。フォーメーションラップ開始が近づくにつれ、パドック内は慌しさを増し、そして緊張感が高まっていく。
午前8時50分、ついに予選のフォーメーションラップがスタート。トップ位置を選んだゼッケン130は圧倒的なバランス感覚を見せ付け、LAP3で2’32.745を記録。それ以降も安定した走りを継続できたものの、周回遅れとなった車両にやや阻まれる形となり最終的にこれがベストタイムとなった。結果は2’32.331を記録したゼッケン4番・ネッツ千葉プロミューVitzに次ぐ第2位となった。3位をおよそ0.7秒も突き放す好成績であったが、マシンを降りた瞬間の松原選手の表情は、悔しさを物語っていた。

ネッツ青森アップルレーシングネッツ青森アップルレーシング
Round01

4月12日(日)決勝第一レース 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(12℃)

ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング

雲ひとつ無い青空から、広大なもてぎのサーキットへ太陽の光が燦々と降り注ぐ。予選を終えたばかりのネッツ青森アップルレーシングは、12時25分スタートの第一レースへ向けて準備を整える。
第一レースは第二レースに向けても重要なレースだ。第一レースのラップタイム順で第二レースの出走グリッドが決定される為、もし好タイムを残すことが出来なければ、挽回は絶望的となる。また第一レースは4ラップのみの為、少ないチャンスを確実に掴まなければならない。さらに、今大会は過去にヴィッツレースを制覇したチームが6チーム参戦と、想像を絶するほどの厳しい戦いが待ち受けている。
調整の為に用意された時間はあっという間に過ぎていき、フォーメーションラップがスタート。ネッツ青森は2番グリッドに、後続のマシンも徐々にグリッドへ整列していく…。
シグナルがブラックアウトし、いよいよ第一レースがスタート!
スタートの直後から、先の予選でPPを獲得しているネッツ千葉・北田選手のあとをピッタリと密着。3位で追走するイシカワヨシオ選手のけん制をかわしつつ、LAP1は中盤へ。4位に沖ノ井選手、5位に渡辺選手と続き、この時既に上位5台によるトップ集団が出来上がり、それ以下を置き去りにしてレースは進行していった。
LAP1では好機を窺えず、LAP2へ臨む。ここで松原選手の冷静な判断により、北田選手と無理に競らずにファステストタイムを狙う作戦へ。LAP1終了目前、後続車を意識しつつもやや北田選手と距離を置き、障害のなくなったコーナリングを素早く攻略する。
LAP2以降は再び北田選手に対し果敢に立ち向かうが、2位フィニッシュ。
結果として、ネッツ青森としては過去最高の2位入賞、そしてLAP2のタイムは2,32.934で狙い通りのファステストを記録。松原選手の作戦が奏功し第二レースのPPをもぎ取ったことにより、ネッツ青森のヴィッツレース東北シリーズ初制覇がいよいよ現実味を帯びてきた。

ネッツ青森アップルレーシング

Round01

4月12日(日)決勝第二レース 天候(曇り)路面(ドライ)気温(12℃)

第一レースの興奮冷めやまらぬ中、パドックは第二レースに備える。
フォーメーションラップが始まる。第一レースのファステストタイムにより、PPからのスタートとなる。ゼッケン130番を先頭に隊列はゆっくりとサーキットを回り徐々に緊張感が高まっていく。
シグナルのブラックアウトと同時に、順々に並んでいた27台のマシンが一斉に走り出す。スタート直後の第一コーナーに入る直前、強引なライン取りを図った2番グリッドの北田選手が、松原選手の右ドアに接触しながらインサイドを奪いにくる。北田選手に先頭を奪われ、さらにその隙に3番グリッドのイシカワヨシオ選手へも2番手を譲ってしまった。コーナリングが苦手と思われるイシカワ選手が障害となり思い通りの走りを許されず、北田選手との差は少しずつ引き離されていく。第四週目、シケインでもたついたイシカワ選手を何とか追抜き引き離すが、その間に広まった差は最後まで埋めることが出来ず、この第二レースも2位でフィニッシュとなった。

強豪が犇き合うこのもてぎで、第一戦・第二戦ともに2位で表彰台に登ることが出来たことは堂々と胸を張って良い成績だ。しかし松原選手が浮かべた表情は、悔しさそのものだった。
今回のレースでの課題も見えた。ネッツ青森は着実に強くなっている。来月スポーツランドSUGOで行われる東北シリーズ第二戦では、この悔しさをバネに、そして自信を胸に臨みたい。まだ見ぬ頂点を目指して-。

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