レース結果

2015年 東北シリーズ第1戦ツインリンクもてぎ 4月12日(日)

TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング)
車両名/N青森アップルRCスノコVitz
CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
DRIVER/松原 怜史(Satoshi Matsubara)
OIL/SUNOCO BRILL
TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS
WHILL/Kosei K1 Racing TS version

ネッツ青森アップルレーシング

2015年シーズン開幕。ダブルヘッダーは、ともに2位表彰台へ!
Gazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズの2015年シーズンが、4月12日ツインリンクもてぎにて開幕した。
昨シーズンは数々のレースで活躍をみせる松原怜史選手をドライバーとして招聘し、2度表彰台に上がる快挙を達成したが、あと少しのところで頂点を掴むことは出来なかった。
『初優勝』という大目標のもと、プレッシャーのかかる今シーズンの開幕戦は過去最高位を獲得する上々の船出となった。

Round01

4月12日(日)予選 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(8℃)

2015年シーズンが、ついに開幕した。
昨シーズンに引き続き、スーパー耐久などで活躍する青森県出身の松原怜史氏をドライバーとして招聘し、悲願の初優勝を獲得すべく『ネッツ青森アップルレーシング』はツインリンクもてぎにて始動した。
今回は、セミプロドライバーを中心にコースのアドバイスやマシンのセッティングを行う「KNシステム」からアドバイザーとして中川清氏をお招きし、我々にとって不慣れなこのサーキットを攻略する為に磐石な体制を整えた。
11日の練習走行では、小雨の降る中サーキットの感触を確かめるように走行し、車載カメラを確認しながら、タイヤの空気圧も0.01単位の細かな微調整を行い、翌日に備えた。

12日は一日のうちに予選・第一レース・第二レースが行われる。
かなりタイトなスケジュールな為、すべてのレースにおいて集中力を維持することは非常に難しい。最良のコンディションでレースに臨む事が出来る様、我々もサポートに注力する。
練習走行時を行った昨日とはうってかわって天気は快晴。路面に吸収されていた雨も次第に乾燥し温度も徐々に上がっていく。フォーメーションラップ開始が近づくにつれ、パドック内は慌しさを増し、そして緊張感が高まっていく。
午前8時50分、ついに予選のフォーメーションラップがスタート。トップ位置を選んだゼッケン130は圧倒的なバランス感覚を見せ付け、LAP3で2’32.745を記録。それ以降も安定した走りを継続できたものの、周回遅れとなった車両にやや阻まれる形となり最終的にこれがベストタイムとなった。結果は2’32.331を記録したゼッケン4番・ネッツ千葉プロミューVitzに次ぐ第2位となった。3位をおよそ0.7秒も突き放す好成績であったが、マシンを降りた瞬間の松原選手の表情は、悔しさを物語っていた。

ネッツ青森アップルレーシングネッツ青森アップルレーシング
Round01

4月12日(日)決勝第一レース 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(12℃)

ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング
ネッツ青森アップルレーシング

雲ひとつ無い青空から、広大なもてぎのサーキットへ太陽の光が燦々と降り注ぐ。予選を終えたばかりのネッツ青森アップルレーシングは、12時25分スタートの第一レースへ向けて準備を整える。
第一レースは第二レースに向けても重要なレースだ。第一レースのラップタイム順で第二レースの出走グリッドが決定される為、もし好タイムを残すことが出来なければ、挽回は絶望的となる。また第一レースは4ラップのみの為、少ないチャンスを確実に掴まなければならない。さらに、今大会は過去にヴィッツレースを制覇したチームが6チーム参戦と、想像を絶するほどの厳しい戦いが待ち受けている。
調整の為に用意された時間はあっという間に過ぎていき、フォーメーションラップがスタート。ネッツ青森は2番グリッドに、後続のマシンも徐々にグリッドへ整列していく…。
シグナルがブラックアウトし、いよいよ第一レースがスタート!
スタートの直後から、先の予選でPPを獲得しているネッツ千葉・北田選手のあとをピッタリと密着。3位で追走するイシカワヨシオ選手のけん制をかわしつつ、LAP1は中盤へ。4位に沖ノ井選手、5位に渡辺選手と続き、この時既に上位5台によるトップ集団が出来上がり、それ以下を置き去りにしてレースは進行していった。
LAP1では好機を窺えず、LAP2へ臨む。ここで松原選手の冷静な判断により、北田選手と無理に競らずにファステストタイムを狙う作戦へ。LAP1終了目前、後続車を意識しつつもやや北田選手と距離を置き、障害のなくなったコーナリングを素早く攻略する。
LAP2以降は再び北田選手に対し果敢に立ち向かうが、2位フィニッシュ。
結果として、ネッツ青森としては過去最高の2位入賞、そしてLAP2のタイムは2,32.934で狙い通りのファステストを記録。松原選手の作戦が奏功し第二レースのPPをもぎ取ったことにより、ネッツ青森のヴィッツレース東北シリーズ初制覇がいよいよ現実味を帯びてきた。

ネッツ青森アップルレーシング

Round01

4月12日(日)決勝第二レース 天候(曇り)路面(ドライ)気温(12℃)

第一レースの興奮冷めやまらぬ中、パドックは第二レースに備える。
フォーメーションラップが始まる。第一レースのファステストタイムにより、PPからのスタートとなる。ゼッケン130番を先頭に隊列はゆっくりとサーキットを回り徐々に緊張感が高まっていく。
シグナルのブラックアウトと同時に、順々に並んでいた27台のマシンが一斉に走り出す。スタート直後の第一コーナーに入る直前、強引なライン取りを図った2番グリッドの北田選手が、松原選手の右ドアに接触しながらインサイドを奪いにくる。北田選手に先頭を奪われ、さらにその隙に3番グリッドのイシカワヨシオ選手へも2番手を譲ってしまった。コーナリングが苦手と思われるイシカワ選手が障害となり思い通りの走りを許されず、北田選手との差は少しずつ引き離されていく。第四週目、シケインでもたついたイシカワ選手を何とか追抜き引き離すが、その間に広まった差は最後まで埋めることが出来ず、この第二レースも2位でフィニッシュとなった。

強豪が犇き合うこのもてぎで、第一戦・第二戦ともに2位で表彰台に登ることが出来たことは堂々と胸を張って良い成績だ。しかし松原選手が浮かべた表情は、悔しさそのものだった。
今回のレースでの課題も見えた。ネッツ青森は着実に強くなっている。来月スポーツランドSUGOで行われる東北シリーズ第二戦では、この悔しさをバネに、そして自信を胸に臨みたい。まだ見ぬ頂点を目指して-。

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