シリーズ最終戦!2014年 東北シリーズ第3戦SUGO 9月27日(土)、28日(日)
TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング)
車両名/N青森アップルRCスノコVitz
CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
DRIVER/松原 怜史(Satoshi Matsubara)
OIL/SUNOCO BRILL
TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS
WHILL/Kosei K1 Racing TS version

シリーズ最終戦、遂にポールポジション獲得。
激しい順位争いに粘り強く3位フィニッシュ。
Gazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズ第3戦は、宮城県の9月27日・28日スポーツランドSUGOで行われた。
前戦は雨のレースに苦戦したネッツ青森アップルレーシングは、第3戦に向け雨対策はもちろんドライでのテストを松原選手を中心にSUGOでテストを行い、出来る限りの準備をし第3戦へ望んだ。
9月27日(土)予選 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(24℃)
土曜日は朝から快晴のスポーツランド菅生。いよいよ最終戦となる第3戦は、事前テストそして前日の占有走行と松原選手は出来る限りの準備を翌日の順位を左右する予選に望んだ。前日よりトップクラスのタイムを計測している松原選手は周りから警戒される存在。予選の時間はわずか15分。いかにクリアラップを取れるかが、予選の鍵となる。
11時に予選開始。1周目のウォームアップ走行でタイヤを暖め、2周目1分49秒747のトップタイムをマーク。松原選手はトップタイムを記録後、タイヤを温存しながらポジションを確認。ポジションを奪われた際の再アタックに備えたが、15分間の予選でこのタイムを破るマシンは無く、そのままネッツトヨタ青森として初めてのポールポジションを獲得した。松原選手の冷静な作戦と判断でタイヤのダメージも最小限に明日の決勝に向けて最高の予選結果となった。


9月28日(日)決勝 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(22℃)



いよいよ勝負のとき、決勝の朝。山間にある菅生は若干肌寒い。
空も予報は晴れながら、サーキットの空は曇り空。気温も14度と若干低い。しかし次第に青空となり太陽が雲の切れ間から顔を出してきた。8時15分のスタート進行にむけ、コースイン。スタート進行が始まる。ポールポジションのグリッドに着いたと同時にグリットには多くの人が集まる。初めてのポールポジショングリッドに参加スタッフに徐々に緊張感が高まっていく。
いよいよ1周のフォーメーションラップを終え、グリッドに戻ってくる。最後尾のマシンがグリッドにつき、シグナルが点灯。オールレッドからブラックアウト(消灯)し、いよいよヴィッツレース東北シリーズ第3戦がスタートした。
ミス無くスタートを決めた130番松原選手はトップのまま1コーナーに侵入。後方では予選2位3番と予選3位800番、そして予選4位の8番が3ワイドになりながら1コーナーに侵入。8番が3番に接触しながら1コーナーに侵入。引いた800番は45番にも抜かれ5位に後退。130-3-8-45-800の順番で1周目を終える。






スタートでミス無くスタートした松原選手は、1周目最終コーナー手前で2台分の間隔を明け、ストレートに戻ってくる。しかし、初戦で表れたストレートが伸びない症状は治っておらず最終コーナーから徐々に間隔を詰められる。そして2周目に入ったストレートで3番につかれ、1コーナー手前で並ばれる。横に並んだまま2コーナーに侵入したが、差は大きく抜かれてしまう。更にその隙を突き45番も前へ。そして8番が無理やり4コーナーで仕掛けて接触。この接触に耐えた松原選手だが3位となる。
2周目からは僅差で上位5台が連なり走行。松原選手も前の3番に追いつくも抜くまでには至らず、前に追いつくとペースが上回る後続車両が追いつきブロックするという攻防が続き、硬直状態。松原選手も3番の隙を狙いつつ、8番へも絶妙な走行ラインで抜かせず、そのままファイナルラップへ。
最後まで僅差の攻防で走りきった松原選手は、トップから0.9秒差の3位で最終戦を終えた。


松原選手は、ポールポジションからのスタートだったので悔しさを滲ませたが、チームとしてはポールポジション1回、表彰台3位を2回、シリーズ4位と参戦してから最高成績で今シーズンを終えた。
来年は初優勝、そして3位以内に与えられるグランドファイナルシード権を目標に戦い続ける。