レース結果

2012年 東北シリーズ第1戦SUGO

TEAM #130 Netz Aomori Apple Racing (ネッツ青森アップルレーシング)
DRIVER NOBORU TAMURA(田村 登)
CAR Vitz RS TRD-Racing (NCP131)
ネッツカップ ヴィッツレース 2012 東北シリーズ第3戦
DATE  2012.5.20(予選・決勝)
WEATHER  晴れ
CIRCUIT SPORTSLAND SUGO (宮城県 スポーツランドSUGO)
RESULT 予選19位 決勝18位 (エントリー24台 出走23台)

ネッツ青森アップルレーシングチームは、5月20日宮城県スポーツランドSUGOで行われた『ネッツカップ・ヴィッツレース東北シリーズ第1戦』に参戦。2012年は新型ヴィッツへの切替、タイヤがグッドイヤーのワンメイク、交換部品の制限など昨年までのレースカーより個別の差が更に縮まりドライバーの腕が試されることとなる。ネッツ青森アップルレーシングチームは前年と同体制、田村登を第1ドライバーとしてエントリー。エンジニア・チームサポートに新入社員が参加。新型ヴィッツでの初陣に臨んだ。

Round01 SPORTLAND SUGO

5月19日(土)専有走行 天候(晴れ) 路面(ドライ)

ヴィッツレース
ヴィッツレース
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19日土曜日は朝より晴天に恵まれ、ドライコンディションで専有走行を迎える。午前・午後と2回ある専有練習走行帯に2度出走。先に開幕した関東シリーズよりエントリー台数は半分だが、エントリーリストには昨年のグランドファイナルの優勝者#1ネッツ仙台の女性ドライバー小山昌子選手、2010年関東シリーズチャンピオン#62ネッツ群馬の松原亮二選手、2011年東北シリーズチャンピオンの#34渡辺圭介選手、2011年東北シリーズ最終戦優勝の#8イシカワヨシオ選手、#365ノヴェルふくしまの貞方一世選手が参戦とNCP91時代の強力選手が勢ぞろい。新型ヴィッツでの2012年シーズンも東北シリーズを制するものは、全国を制すと言われるとの由縁通りの激戦区となった。

ネッツ青森アップルレーシングも朝一よりサーキット入りし、万全の体制で専有走行1回目に臨む。路面温度が上がるなか、各車新型車両の感触をつかみつつ周回を重ねる。ドライバーの田村も事前の練習を行ったが、新型ヴィッツでのSUGO走行は初めての為、徐々にペースアップしていく。各車後半よりペースを上げていくが、トップクラスのドライバーは1分51秒~52秒。田村は56秒弱で周回をする。30分の走行後、2回目に臨んだ。しかし、各車路面温度が上がるなかでタイムが上がらない。同様に田村も路面温度の上昇に苦慮するが午前中のタイムを更新し、54秒台に。明日の予選に希望できるタイムで走行を終えた。

Round01 SPORTLAND SUGO

5月20日(日)予選 天候(快晴) 路面(ドライ)

ヴィッツレース
ヴィッツレース
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20日の日曜日は朝から快晴。路面温度も気温の上昇とともに上がっていく。予選の8時15分には気温が25度。路面温度も急上昇し、早いタイミングでのタイムアタックが鍵を握る。路面温度が上がるとタイヤに負荷がかかるうえ、空気圧も上昇しタイヤがグリップしなくなるため、予選開始と同時に前日の専有走行で上位のタイムを出したマシンから続々とコースへと出ていく。専有走行でのタイムを更新したい田村は中盤以降に出て行き、早いマシンが後ろから来たタイミングで走行スタイルを学びたいと考えピットアウト。アタックに入った。

予選は計測1周目の周回で#62の松原選手がトップタイムをマーク。続いたのが#1の小山選手。田村も周回を重ねていくうちにトップクラスのタイムを出しているマシンに近づくが予選アタック中の為、1周すべてついてゆくことが出来ず最終的に7周周回したうちの5周目に記録した1分54秒078がベストタイムとなった。

ポールポジションは2周目に1分49秒484でベストタイムを記録した#62 N群馬の松原選手。予選2位には、6周目まで粘りベストタイム1分49秒850を記録した#1 N仙台の小山選手。3位~6位までが1分50秒台、7位~11位までが1分51秒台と混戦を予感させる予選結果となった。
ネッツ青森アップルレーシングヴィッツは全出走台数23台中19位で予選を終えた。午後からのレースに臨むことになった。

Round01 SPORTLAND SUGO

5月20日(日)決勝 天候(晴) 路面(ドライ)

ヴィッツレースヴィッツレース
ヴィッツレースヴィッツレース
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いよいよスタート。11時30分にコースインしスターティンググリッドに整列。スタートを待つ間にサプライズゲスト!今回のメインレースであるスーパー耐久レースで自らのチーム『サムライ・ポルシェ』で参戦中のネッツ青森アップルレーシングアドバイザーの土屋武士さんがグリッドに応援に来てくれました。更にNICOガールの大山美保さんとサムライのドライバーで参加されている渋谷さんもグリッドに応援。19番グリッドはまるでポールポジションのような華やかさ!大きな人だかりに周辺のグリッドも注目。皆さんの応援ありがとうございます。そして田村も緊張がピークに…。その模様は、サムライブログ『小次郎の影武者ブログ』をご覧ください。

そして11時45分にフォーメーションランプがスタートし、再びスターティンググリッドへ。レッドシグナルが1つずつ点灯し、すべて消えてスタート!
無難なスタートを決め、順位は変わらず1コーナーへ。前方も順位に変動は無いスタートだったが3コーナーでアクシデント。#2小森選手が姿勢を乱しグラベルへ。そのままタイヤバリアに当りクラッシュ。3回転して止まった。幸いにも小森選手は無傷で、車両もドアが閉まらないほどの損傷を受けたが、ロールバーの形状がはっきりと残るほど室内は安全性が確保され、奇しくもヴィッツTRDレーシングの安全性が実証された。

田村は1周目を無難にこなし、しかし、S字からバックストレートまでの混戦の中、1台順位を落とす。しかし抜かれた前方の車両をその後ロックオン。抜くタイミングを伺う。そして2周目の馬の背コーナー入り口が近づき一番接近した瞬間・・・シフトミス。加速しない・・・。SPコーナーでは前方車両の加速が勝り引き離される。更に後方の車両にも追いつかれる。最終コーナーからの加速も鈍り、#4阿部選手に抜かれる。しかし、3コーナーから4コーナーにかけて加速に勝る田村は#4を抜き返す。後方より3秒、前方より速いペースで周回するが、先ほどのミスで前方からの距離は離れてしまった。ここからは単独走行となるが、徐々に前方との距離をつめるが完全に追いつくまでには至らない。残り1周で前方の車両は3コーナーでぐらつきコースアウト。その隙をついて順位を上げる。さらに前方車両に追いつくが、各コーナーで近づくが抜けない。最終コーナーで再度近づくがアウトに膨らんでしまい差が縮まらないままチェッカーフラッグを受ける。結果23台出走中22台完走。田村は18位で完走となった。

ドライバーのコメント新型ヴィッツでの走行は、青森のサーキットで1度事前練習も行いましたが旧型のフィーリングと異なり、はじめは手探り状態でした。旧型よりもワンメイク性が高まったため改造箇所も少なく参加したドライバーたちが軒並みタイムを落としたなか、予選・決勝とも前回のベストタイムに近いところまで持っていけました。これも事前練習の成果かと思っております。練習の場を与えていただきましてありがとうございます。今後の課題はどのドライバーも予選タイムより1~2秒程タイムが落ちておりますが、自分はあまり変わっておりません。予選タイムを上げ、予選で今まで以上に前方でスタートが切れるよう頑張っていきたいと思います

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