レース結果

2015年 東北シリーズ第3戦 スポーツランドSUGO 10月17日(土)、18日(日)

TEAM/#130 Netz Aomori Apple Racing(ネッツ青森アップルレーシング) 車両名/ネッツ青森アップルRC Vitz CAR/Vitz RS TRD-Racing (NCP131) DRIVER/松原 怜史(Satoshi Matsubara) OIL/SUNOCO BRILL TIRE/GOOD YEAR EAGLE RS SPORTS WHILL/Kosei K1 Racing TS version ネッツ青森アップルレーシング ネッツ青森アップルレーシング、悲願のシリーズ初優勝!! 10月17日・18日、Gazoo Racing Netz Cup Vitz Race東北シリーズ第3戦がスポーツランドSUGOにて開催された。今シーズン最終戦となるレースは、ネッツ青森アップルレーシング創設以来初の優勝を勝ち取る最高の結果となった。

Round03

10月17日(土)公式予選 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(17℃)

肌寒い朝を迎えたスポーツランドSUGOだが、時間とともに気温は上昇。予選が始まるころには雲一つ無い晴空となった。今回のレースは国内モータースポーツ最高峰であるスーパーフォーミュラの前哨戦でもあった為、朝早くから会場は多くの観客で賑わっていた。 このレースに先駆けて松原選手は去る9月28日、2013年以来2年ぶりに参戦した86/BRZ Raceのクラブマンシリーズ第7戦にて優勝を飾っている。この優勝で今回松原選手へ対する注目度は特に高い。ヴィッツレース未勝利ながら優勝候補筆頭といわれる中でのレースとなる為、毎戦の事ではあるが他チームからのマークも今まで以上に厳しくなる。 公式予選のスタートは午前11時。前日の練習走行で綿密に仕上げたタイヤ溝を決勝まで残しておく為に、予選の走行は早い段階でファステストを記録する必要がある。これまで数多くポールポジションを獲得してきたとはいえ、予選での課題は決して簡単にクリアできるものではない。 定刻通り、公式予選がスタートした。松原選手は6番目でコースイン。タイヤを丁寧に温めて、アタックラップに入る。コースの要所要所を丁寧に攻略し、安定した走りを見せる。やや砂を踏んだコーナーもあったものの1’49.027の好タイムを記録。このLAPでファステストを確信した松原選手は、LAP3を終えたところでピットイン。松原選手の目論見どおり他選手は後半タイムが上がらず、見事ポールポジションを獲得!また2位には武平選手、3位には沖ノ井選手とこれまでのレースで苦しめられた両選手が上位についた。

Round03

10月18日(日)決勝 天候(晴れ)路面(ドライ)気温(15℃)

運命の決勝。朝は肌寒い曇り空だったが、全車がグリッドにつくころには薄日が差し始めた。 午前8時23分、シグナルのブラックアウトと同時に全車が一斉にスタート!ポールポジションの松原選手がスタートでやや遅れをとったところを見逃さず、2番スタートグリッドの武平選手が1コーナーでインから横並びになり、追い抜きにかかる。しかし武平選手よりブレーキングのタイミングを我慢した松原選手は、1コーナーをアウトからかぶせ、なんとかトップを守りきる。その間に前回優勝の沖ノ井選手が武平選手をパス。松原選手、沖ノ井選手、武平選手の順でオープニングラップを終えた。LAP2からは沖ノ井選手と武平選手の激しい2位争いが続き、両者が凌ぎ合うなか松原選手は安定したペースで少しずつリードを広めていく。第2戦での大きな課題であったホームストレートでのパワー不足も、他のマシンに力負けすることなくクリア。LAP4、松原選手は馬の背のコーナーで少しコースを外れ砂埃をあげるものの、それ以外は抜群のマシンコントロールでコースを攻略していく。決して楽といえる展開は無かったが、周回を重ねていく毎に初優勝が着実に現実味を帯びていく―。LAP9、2番手の沖ノ井選手と3番手の武平選手が入れ替わるが松原選手は一度も首位の座を譲ることなく、トップチェッカーでフィニッシュ!2010年の東北シリーズ最終戦で公式レースデビューし約6年の歳月を経て、ネッツ青森アップルレーシングにとって念願の初優勝、そして東北シリーズチャンピオンを手にした瞬間であった。

松原選手は昨年のシリーズよりネッツ青森アップルレーシングのドライバーとして参戦し、結果を求められ奮闘してきた。表彰式、松原選手は「やっと勝てました」と語った。その言葉からは、勝利への喜びのみならず今日まで大きなプレッシャーと戦ってきたことへ対する安堵が感じられた。 2008年の販売店対抗レースを皮切りに今日まで歩んできたネッツ青森アップルレーシング。2011年から東北シリーズ全戦へ参戦。はじめは手探りの状態で順位も決して高い位置ではなかったが、当時の事務局の方々の努力により少しずつチームカラーを確立していった。東日本大震災が東北を襲った際はスーパーGTでも活躍する脇阪寿一氏が掲げた「SAVE JAPAN」へ賛同し、義援金を募る等微力ながら復興への活動も行った。土屋武士氏の協力を得てモータースポーツ色の強いイベントを開催してきた。こういった活動により、青森県内において「モータースポーツ=ネッツ青森」のイメージを年々築き上げてきた。今回掴んだ優勝は、そういったこれまでの汗と涙の集大成であることに違いない。 シリーズ総合チャンピオンも確定した為、富士スピードウェイで開催されるグランドファイナルへの進出が決定した。東北シリーズよりはるかに厳しい戦いが待ち受けているが、出来る限り精一杯の力を出し尽くし、最高のレースを目指す。 応援ありがとうございました!

ネッツ青森 アップルレーシング
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